百年words文庫
百年スパンで考えるキーワードをとりあえずかき集めるところ
日本の暮らしを考える ほんだらほだらだ 火鉢クラブ: 火鉢クラブ的納涼カフェ@市田邸 設え紹介 油団(ゆとん)と奥会津編み組細工
敷敷いてあるのが油団です。表具店で作られるもので、和紙で出来ています。
和紙を重ねて荏胡麻の油をしみ込ませます。もちろんベタベタなんてしてませんよ。
そこはいろいろ行程がありますが、それは次回以降に。この油団は40年ぐらい経ったものということでしたが、大切に使えば100年保つそうです。
今回お借りする油団はまたこれとは違うもので、経年や汚れなども違っています。
長年の使用で傷などがついていますが、表面はつるつるして、寝転ぶとヒンヤリする事は
代わりありません。科学的な仕組みは分かりませんが、敷くと室温が1〜2℃下がるという、
実験結果があるそうです。厚みを見ると、2〜3mm弱くらいあります。これは10枚以上の和紙を重ねて
張り合わせていったもの。打ち刷毛という毛の硬い刷毛で上から叩く表具独特の技術で
作られます。油団の下の写真がもとの和紙です。
こんな和紙を、4畳半とか6畳分とか重ねて張るのですから大変な手間です。
現代社会ではなかなか割に合わない。それで、もはやこの油団を作っている表具店は
鯖江の紅屋紅陽堂さんだけになってしまったわけです。
パパは、自分の世代より先まで
影響を与えてしまう可能性があることって
手を出しちゃいけないと思っているんだ。
いま生きている人が、その人生を「どう生きようか?」
というのは、その人の自由でもあるから
少なくとも、それを求める権利はあると思うんだけど
次の世代とか、その先の世代まで
影響しちゃうようなことは、やっちゃいけないと思うんだよ。
例えば、遺伝子に影響が出てしまう可能性。
お前の子どもの世代にまで影響が出てしまうとか。
場合によっては、もっともっと先の世代にまで影響してしまったり。
この国に、住めないどころか、人も近づけない場所ができてしまうとか。
そういうのは、いま生きている人、パパたちの生活と
そもそも、引き換えにならないと思うし、なってはいけないと思う。
命、対、命、のことなら、まだわかる。
先の世代の生命を脅かす可能性があるとしても
いまのみんなの多くが死んでしまうなら、已むを得ず、というのはあると思う。
いまの世代が死んだら、先の世代がなくなってしまうし。
だけど、「生活の豊かさとの引き換え」というのは
それは、身勝手だと思うんだ。
それをOKにしちゃったら、ぜんぶOKだよ。
「自分の生きている間、OKならOK」としたら、世の中終わってしまう。
それOKなら、それこそ環境問題なんて、どうでもよくなるよね。
先の世代への影響というのは、万が一、の話だけじゃない。
お前はまだ知らないかもしれないけれど
原子力発電というのは、使用済み核燃料というのが大きな問題なんだ。
薪を暖炉で燃やしたら、炭が残るよね。
炭だったら、捨てればいいんだけど
使用済み核燃料は、危なすぎて簡単に捨てられないんだ。
というか管理することすら難しい。
だから、そもそも、先の世代まで、大きなリスクやコストを
投げ渡してしまう、という発電方法でもある。原子力発電は。
さっきのコストの話でもあるんだけど
原子力発電所って、コストが安いと言う人もいるけど
そこまで安くないように思う。ほかの発電方法に比べても。
さっきの使用済み核燃料の処理のコストとか、廃炉にするにもお金がかかる。
ぜんぶ引っ括めて、そこまでコスト安、だろうか。原子力発電は。
さらには、今回のような災害、事故のときは、莫大なお金がかかる。
だから、コスト的にも、先の世代に渡している。
もちろん、コストもだけど、危険を渡すことになるのが問題。
息子へ。
昨日、一緒に、お墓参り行ったな。
一緒に墓参りして、メンチカツ食べて、焼き鳥食べて
イカ焼きまで食べて、楽しかった。
いい墓参りだった。
ちょっと寒かったけどね。
家にいるときと、お墓までの往復の時間と
いつもに比べて、かなり会話したね。
今回の災害と、原子力発電について。
だけど、原子力発電について、結局のところ
「パパはどう思っているのか?」
というのを、ちゃんと言えてなかったように思う。
お前に、自分で調べたり、考える人間になってほしいから
バランスよく、原子力発電の、良いところと、悪いところと
話をしたつもりだけど
それだけだと、父親失格かなあと思えてきた。
パパの意見、を言わなきゃ。
だから、書くね。
直接も言うけど、こうやって書いて残すのは
お前だけじゃなくて、みんなにも伝えたい、というのもあるんだけど
自分の意見を「公」にしてないって、よくないと考えた。
正直言えば、わざわざ公にしないほうが、よいこともある。
パパだって、友達もいれば、仕事もあるんだし
原子力に対する態度を明確にしてしまうと
損をしてしまうことも多いと思うんだけど
そんな態度を、親であるパパが取っておいて
子どもである、お前に対して、「自分の考えを持て」なんて
偉そうに言えないよね、と思った。
「住宅は永久である」と心から信じているイギリス人
これに対してイギリスの住宅は、ある特定の人のために建てられるということはまずない。勉強していた設計事務所で「イギリスに注文住宅はないの?」と尋ねたら、「ビルゲイツじゃあるまいに」と言われたくらいめずらしいようだ。だから間取りも大きさの差こそあれ、中に入れば金太郎飴状態で、どれも同じである。
イギリス人は、自分のための間取りの住宅を建てよう、なんていう大それたことは決して考えず、中古の住宅を買って、せいぜいインテリアやガーデンを自分の好みに造り替えて満足する。結果として中古住宅市場が発達していて、いくら古い住宅でもしっかり手入れされたのもなら、値段は新しい住宅よりかえって高くつくのである。自分の住宅が手狭になったら、それを売って少し大きな住宅を購入できる。住み替えが無理なくできる仕組みである。
日本の場合、自分の家を大きく快適にしようと思ったら、かなり大変なことになる。中古住宅がほとんど出回っていないのに加えて、賃貸住宅は小さく質も低い。結局多大なローンを抱え込んで、自分で建てるしかない。ものすごい手間とお金が掛かる仕組みになっているのだ。
住宅の寿命が短いから、中古住宅市場が発達しないと言われることがある。しかしどうも、住宅の耐久性を向上させただけでは問題は解決しそうにない。古くなった住宅の性能や価値をきっちりと判断できる仕組み、自分の住宅を魅力的にして社会的なストックにしていこうという住み手側の意識、「住宅は永久に保つ」という絶大なる信頼感。これらが、イギリスにあって日本にはないものである。
イギリスに行くことになった。といっても観光旅行ではない。留学である。イギリスといってもロンドンではなく、マンチェスター。今でこそサッカー・ワールドカップのおかげでベッカム選手とともに有名になったが、そのときは「昔、社会科の授業で聞いたことがあるような・・・・・・産業革命で有名だったかな?」という程度。
イギリスに出発する前、日本の住宅事情を説明できる資料、と思い購入した当時の建設省発行「建設白書」の中にショッキングなデータをみつけた。住宅の平均寿命「日本26年、アメリカ44年、イギリス75年」、何とイギリスの住宅寿命は日本の3倍! その後新聞等のメディアでこのフレーズは何度も取り上げられ、今でこそ認知されてきた事実ではあるが、それまでほとんどの人が知らなかったのではないだろうか。もちろん私も知らなかった。
これから大きく変わろうとする日本の住宅の将来を考えるとき、過去に影響を受けたイギリスの住宅を研究し、「どうして日本の住宅の3倍も長持ちするんだろう」、「そもそもリビングルームって何をするところなんだろう」と考えてみることは、ひょっとしたらとても重要なことかもしれない。十何年もこの仕事をしてきた私にとって、大きな転機になるのではないかという期待が膨らんできたのだ。
イギリスでいろんな人に会って、日本の住宅の話しをするとき、「日本の住宅の平均寿命は、たったの26年なんです」というと、こちらの期待を裏切ることなく、みんな目を真ん丸くして、「いったいどうしてなんだ」と尋ねてくる。私が説明していたのは、「26年というのは世代のサイクルと一致していて、おやじが死んで息子がその家を継ぐときには、大概壊して建て替えるんだ」ということだった。少々乱暴な説明ではあるが、英語で話すには簡単だった。
その他にも、日本人は他人の建てた家を借りて住むならともかく、買ってまで住もうとしないところがある。それは、住宅はある特定の人のため建てられるものであって、間取りもその人のために考えられるべき、という意識に原因があるだろう。自分が建てた家は、自分と家族だけのための家であって、その後他の誰かが住むなんてことはほとんど考えていないのだ。そんなわけで、日本の住宅は大切に手入れをすればまだまだ使えるのに、天寿を全うする前に壊されている、というのが短命の一つの理由であろう。 住宅の寿命「イギリス75年、日本26年」:UK
今から100年前というと、太陽がなぜ光っているかも判らないし、飛行機もライト兄弟が少しだけ飛ばしたところだ。今、私たちが使っているものはほとんど発明されていなかった。
それなのに、なぜ100年後がわかるのか?と私は訝る。
もし未来を予測するなら「今のまま100年、続いたら」ということを仮定しなければならないけれど、そんなことは今までにもないし、これからもないだろう。
武田邦彦 (中部大学): 私たちの知識とは・・・ (via otsune) (via trendkill) (via plasticdreams) (via appbank) (via ninamo44)2010-04-27 (via gkojay) (via petapeta) (via nashi-kyo) (via motovene) (via daizydaizy) (via atomit)
